このレビューはネタバレを含みます
2014/監督:ライアン•マーフィー/ジャーナリストのネッド(マーク•ラファロ)が病院に取材に訪れる。5歳でポリオにかかり車椅子の女性医師エマ(ジュリア•ロバーツ)から現時点では対処法が無く『不治の病』であると告げられる。この病気は『ゲイ•キャンサー(癌)』と呼ばれる。世間からは無視され当事者ゲイたちも聞く耳をもたなかった
ネッドはNYタイムズ記者フェリックス(マット•ボマー)を訪ね尽力を求める。やがてふたりは惹かれあう。兄へのコンプレックスを抱えるネッド一度女性と結婚•失敗した隠れゲイのフェリックスがエイズを発症した。
やせ衰え『ネッドから感染した』病気の辛さから誰かのせいにしたくなる。無理も言いたくなる。45歳のネッドが35歳のフェリックスを介護。
全て財産はネッドへ。ネッドの兄に託す。フェリックス亡くなる。
ゲイであることを公言しているネッドと隠しながら生きている仲間たちとのあいだに溝が生まれネッドは団体を追い出される。
自治体や世間から対応をしてもらえずゲイの間でも性感染症であることを啓蒙しても聞き入れられない現実。次々に亡くなる知人•友人。
《最近はエイズ問題を聞かなくなりましたが無視することは出来ません》