茜

クリスティの茜のレビュー・感想・評価

クリスティ(2014年製作の映画)
2.8
感謝祭で寮生が次々と親元に帰る中、一人大学の寮に残ることになった女子学生のジャスティンがカルト集団と追いかけっこするはめになるスリラー。

タイトルの「クリスティ」がヒロインの名前かと思いきや、これはカルト集団が使用する「清く、美しく、祝福されている」女性の総称。
要は心優しく美人で恵まれた環境の女性っていうことらしく、この度そのクリスティ認定を受けてしまったのがヒロインのジャスティン。
お祭りシーズンに一人寂しくスーパーに行っただけで狙われるハメになるとか何と理不尽な事よ…。

ジャスティンに「守るよ」って言っときながら次々と倒れていく警備員のおっちゃんやメンテ担当の男達…。
メンテ男なんか籠る小屋がある&SG持ちという有利状況ながら自ら戦闘をしかけるという脳筋戦略によりあえなくお陀仏。
角待ちショットガンで芋っとけバカタレ。

そんな中、愛するイケメン彼氏の存在がジャスティンに火をつける。
後半ジャスティンが覚醒してからの展開が現実離れしていながらもそこそこ盛り上がるし、ボス的な女を始末するやり方がえげつなく容赦ない。
特段珍しくもない鬼ごっこ劇ではあるんですが、魅力的なヒロインと鬼が逆になる後半のお陰で割と楽しめました。

ラストのジャスティンの台詞&エンドロール後の映像が唐突で最初は「?」ってなっちゃったけど、これを踏まえて続きが製作されたら意外と面白そう。
茜