いわやん

ピンクリボンのいわやんのレビュー・感想・評価

ピンクリボン(2004年製作の映画)
3.5
ドキュメンタリー作品。

昭和37年位から現在まで、脈々と生き残ってるピンク映画界。

それは、高度成長期の映画界の隆盛から、テレビの普及で斜陽になった時、家庭用ビデオの普及で、AVの出現による圧力。
そんな大波にも、ノウハウを生かして作品を作り続けて。

「作品の中に、6、7回のカラミと、3人は女の子が裸になれば、後は何してもいい。」

この基本を逆手に取って自由に表現して、それなりに名作もあるのですが、当然一般誌や映画専門誌にも評価は載らない虚しさ。

この作品は、ピンク映画界の重鎮の若松孝二監督から、ピンク映画から一般映画に進出して著名な黒沢清、高橋伴明、井筒和幸etc,それに現在の監督の女池充らのピンク映画の思いと、今の作品の製作場面を織り混ぜて画かれてます。

実は、私も好きな分野の世界で、日本映画界の原点と思ってまして、今をときめく監督のデビューがピンク映画なら、オークション探したり、上映会をチェックしたりするのが楽しみです。
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