ピンク映画の歴史と魅力を関係者が語りまくるドキュメンタリー映画。黒沢清や高橋伴明、井筒和幸などの商業映画の一線で活躍する監督から、渡辺護、若松孝二、女池充などピンク映画専門の監督として名を馳せた監督など多くの方が登場して話を聞かせてくれる。予算の厳しさや、比較的自由な表現/業界内での暗黙的なルール、映倫や配給会社との駆け引き（特に若松孝二が「壁の中の秘事」で配給会社を騙した話が最高）などとても勉強になった。女優は自分の指を舐め、男優は必要もないのに腰を動かし、アフレコ現場の熱量がヤバすぎ！ピンク映画に別題が多い理由が「新版」の存在のせいであることが分かった！
