初めてだったはずのどんなこともいつしか日常の中の当たり前になっていて、それが悪いことではなく良いことでもあるはずなのに、なぜか寂しかったり、満たされなかったり、思いやれなくなったり、すれ違ってすり減っていったりする。
相手に満たしてもらうのではなく、自分で満たすことができたらもっといいのかもしれないけど、もしそうなったら誰かと寄り添うことは必要でなくなってしまうのかなぁ。
足りないから、できないから、お互い補って手を取り会えるのかなぁと考えさせられた。
自分で自分を満たせる範囲はきっと決まっていて、誰かが入ることでそれは2倍にも10倍にも膨れ上がるのかもしれない。
誰かと向き合うということ、愛のあり方について考えるきっかけになった作品でした。