らんらん

残侠あばれ肌のらんらんのレビュー・感想・評価

残侠あばれ肌(1967年製作の映画)
3.0
東映、カラー、任侠
出演者、梅宮辰夫、桑野みゆき
谷隼人、城野ゆき、砂塚秀夫
水島道太郎、鶴見丈二、関山耕司、名和宏、御木本伸介、沢彰謙、佐藤晟也、八名信夫
河津清三郎、辰巳柳太郎、池部良

【内容】
昭和のはじめ

主人公のやくざ(梅宮辰夫)はとある寂れた漁村?にやって来た
目的は5年前に別れた恋人おけい(桑野みゆき)を探す為である

その漁村ではもともと地元やくざ石田組と黒金組が対立しており
なりゆきで黒金組の助っ人になった梅宮辰夫の活躍で石田組は組長が死亡し壊滅してしまう

ところがよくよく事情を知ると
善のやくざが石田組で、悪のやくざが黒金組であった

自責の念から梅宮辰夫は石田組のお嬢さん(桑野みゆき、一人二役)に肩入れし、黒金組とは対立していくことになる、、、

主な登場人物の構図
・黒金組
組長(河津清三郎)、幹部(名和宏、関山耕司、佐藤晟也)
元石田組(八名信夫、谷隼人)
客分(梅宮辰夫、砂塚秀夫)
雇われ殺し屋(池部良)

・石田組
組長(水島道太郎)、その娘(おちず、桑野みゆき)
組員(鶴見丈二)、谷隼人(黒金組から出戻る)

・その他
桑野みゆき(おけい、芸者、梅宮辰夫の恋人、池部良の妹)、城野ゆき(おけいの妹分)
辰巳柳太郎(刀の研ぎ師)

【感想】
フィルムの状態があまり良くない(なんか薄暗くてボヤけてる)
しかもなぜかアクションシーンで特に酷くなるので誰がどう死んだか全然わからないのが難点

・ストーリー
普通に梅宮辰夫とおけいさん、鶴見丈二とおちずさんがくっつくのかなぁ、と見てたけど全然違った
鶴見丈二は普通に死ぬし、池部良も予想通り死ぬし、まさかのおけいさんも死ぬし
救いがなさすぎて嫌な結末だったなー、任侠ものでハッピーエンドなんてほぼないから仕方ないのかもだけど
意外なところでは一番死にそうなポジションの砂塚秀夫が最後まで生きてたこと、こいつが生き残ってもねぇ、、、

・出演者
久しぶりに若い頃の梅宮辰夫を見た気がする
見た目も痩せてて男前だし、性格まで男前でモテるのも頷けるおいしい役をしていた

ヒロインの桑野みゆきはまさかの一人二役、梅宮辰夫を巡って1人で三角関係を演出する忙しい役だった
別に血縁関係もなくただ似てるだけっていう特に必要もなさそうな二役
もともと松竹のスター女優さんだからの高待遇なのかしら?とか思ったり
らんらん

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