ひろぽん

ビリギャルのひろぽんのレビュー・感想・評価

ビリギャル(2015年製作の映画)
5.0
偏差値30で学年ビリのギャルである工藤さやかが、1年で偏差値を40上げて慶應義塾大学に合格する様子を描いた実話を基にした感動の物語。


学校の先生や父親からクズ呼ばわりされても、負けじと反骨心を持ち続け、決して諦めることなく全力でひたすら努力して夢を掴み取る姿には心打たれた。

実話を基にしているという事もあり、受験や家庭事情、両親との確執などが飾ることなくリアルに描かれている。

人生が変わるような“運命の人”との出会いは本当に大切なことだと思う。もし、さやかが坪田先生と出会えていなかったら一生クズ呼ばわりされる様な人間のままだったかもしれない。そう考えると、人との出会いにはとてつもない影響力があるから、周りの人に恵まれるということは幸せなことなんだと思う。

担任の西村先生にクズ呼ばわりされた時に
“可能性に溢れる最高に素敵な女の子です!”
と生徒を信じる坪田先生の返しにはグッときた😭

さやかが学校に何度呼び出されようと、塾に行かなくなろうと、弟のリュウタが部活を辞めようと、“恥ずかしいと思ったことは1度もない”と言う母あーちゃんの愛溢れる寛容な姿も泣ける。

最初から最後まで顔面偏差値70を超える有村架純の無垢な笑顔が本当に素敵で可愛い!その可愛さから出てくる“迷言“の数々も見どころの1つ。

吉田羊演じる何があっても味方でいてくれる寛容な母や、田中哲司演じる不器用な父親役の両親が愛に溢れていてほっこりする。

夢に向かって努力するには、強制される外発的動機づけじゃなくて、自ら進んで行動する内発的動機づけがとても大切なんだと感じた。

色んな批判的な意見も多い作品だが、昔劇場で感銘を受けた作品で、本もBlu-rayも購入するほど大好きな作品。何度観ても涙腺が崩壊する。

努力をする事の大切さや、どんなに高い壁だろうが諦めず希望を持つことの大切さを教えてくれる最高の作品。観ると必ずやる気と挑戦する勇気をもらえる。


“意志あるところに道は開ける”

I'm a Challenger.
ひろぽん

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