公園で犬と楽しそうに遊ぶ2人の息子。その姿を妻はホームビデオに収めながら、ヘンリーと楽しく会話している。彼はそっと一言｢幸せだな…」とつぶやく。
絵に書いたような幸せな家族だった。
しかしある日突然の訃報。
それは二人息子の兄ピーターの急逝の知らせだった。ヘンリーは心にポッカリと穴が開いてしまった。神はなぜこんな運命を私達に与えたんだと思った。それ以来彼は怒りの気持ちに支配され、そうすることで自分のこころに開いた穴を埋めようとした…
コメディタッチでありながら感動できる最高の映画！ヘンリーが残された90分で失われかけていた家族の絆を全力で取り戻そうとする姿、妻と息子への愛を不器用ながらも必死に伝えようとする姿がグッときました。
最期の一週間で元の家族に戻れてよかった！
｢墓にはこう刻まれるだろう。
1951－2014 ヘンリー
人生において一番大事なのは－（ ダッシュ）の部分をいかに生きるかだ。」
命の期限が迫っているからこそ、彼から出たこの言葉は、すごい重みがありました。
ロビンは去年の8月自殺して亡くなってしまったけど、この言葉を自分に言い聞かせて、思いとどまって欲しかった。鬱病やパーキンソン病を患ってて相当苦しかったんだろうなぁ(´;︵;`)あんな優しい雰囲気がにじみ出ている俳優さんはなかなかいないと思います。大好きでした。この作品が遺作ということで、心からご冥福をお祈りします。
＃ヒューマントラストシネマ渋谷
