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余命90分の男のsatchanのネタバレレビュー・内容・結末

余命90分の男(2014年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

 Huluに、ロビン・ウィリアムズ最後の作品と紹介があって、初めて彼の死を知りました。この映画でも、死にゆく姿が描かれていたので、何だか本当に亡くなってしまう、そんな気持ちで見ました。ミラ・二クスが演じるシャロンという医師が怒りに任せて発言してしまった「余命90分」から、患者ヘンリー(ロビン・ウィリアムズ)が病院から出ていってしまい、そんな彼を追い求めるストーリー。ヘンリーは、残された時間でやるべきことを着々とこなそうとするのですが、妻に会いに行ったり、同窓会を開いたり、コメディ・タッチに描かれていて面白いです。脳動脈瘤なのに、ヘンリーが怒りっぽいところがミソですね。彼が怒るたびに、このまま倒れるのではないかと、ハラハラしてしまう。「妻を抱く」ために突然帰ってきて、驚いていた奥さん役に、『ザ・ファイター』で過干渉ママ役だったメリッサ・レオが出てます。ヘンリーの怒りの発端は、長男の死だった様子で、次男との関係がうまくいっていない。次男のダンサーという職業を完全否定していたのですが、最後に歩み寄ることができて、ほんわかした雰囲気になります。怒って、走って、自殺未遂して、妻と次男と再会し、為すべきことはできた感じなので、見終えた後もスッキリです。
 ロビン・ウィリアムズの映画で好きなのは『ミセス・ダウト』です。『ジュマンジ』『グッド・ウィル・ハンティング』も良かった。10代の頃から数々の映画で私を楽しませてくれた偉大な俳優さんでした。
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