映画武士道

アドレナリンRUSHの映画武士道のレビュー・感想・評価

アドレナリンRUSH(2014年製作の映画)
2.6
gyaoで視聴可能なのは今日までということで視聴。

ストーリー内容としては
レーサーを夢見る若者たちがプロが開催しているレーシングスクールに奨学生として入学することから始まる。
生徒は全員みなスピード狂で自分に自信がある一癖もふた癖もある連中。
すぐに喧嘩を始める血の気が多い連中。
その連中がぶつかり合いながらも夢に向かって頑張っていく・・・そんな旧作のトップガンもしくは海猿でもあったようなシーンを描きたかったと思う・・・
このレーシングスクールではドライバーが協調性を磨くためということでコンビを組まされチームで競うスタイル。そのチーム戦で上位2名だけがいい結果を出せばプロチームと契約できる可能性があるレースに出場できる。
主人公が最初コンビを組んだ相手はいい奴だったが煽られると自分を抑えられないタイプで、同じレーシングスクールの奴に煽られじゃあ勝負しようぜ?ということで公道でその相手とレースした上に事故って退学。
レーシングスクールの教官たちはコンビ相手を止められなかったということで連帯責任で主人公を退学にしようとするも、謝り倒していたら昔因縁があったライバルをコンビにするなら学校にいてもいい。と言われる。
その昔因縁があった相手というのが、、、実に嫌な奴!ではなくめちゃくちゃいい奴。しかも昔あった因縁と言うのがレース中にブレーキに細工したかもしれない?というレベルでそいつがやったと断定してもいないのに一方的に主人公が嫌っているので相手もむかつくな。こいつ。という感じの関係です。
(過去の因縁があるとかなら誰か仲間をかつて故意じゃなくても事故で殺したぐらいのもっと深い因縁欲しいわ)
この作品はこの調子で基本脚本が弱いです・・・

最初は反目し合っていた主人公とその因縁のライバル。すったもんだがあった挙句にライバルチームに雑魚だと罵倒されたり、教官にこれ以上成績悪くなったら退学だよ?と言われることで意外にあっさり仲良しになります。
そして主人公が彼女が既にいるのにライバルチームの女ドライバーに言い寄られたり、彼女が主人公がレーシングドライビングスクールで忙しくて構ってくれないからすねて別れる!とか言いだしたり。そんな青春にありがちなイベントが繰り広げられ・・・
ついに最終選考に。
最終選考のレースでうまくいくのか?と思いきやチームメイトがレースアクシデント。ようは接触事故を起こしそれに巻き込まれ主人公もあっさりリタイア。
落選です。
その相棒のせいだ!と怒りまくる主人公。レーシングスクールを終了し実家に帰っても怒りまくっています。
そこで元レーシングドライバーだったという父に諭され冷静になった主人公。相棒のところに言いすぎたよ・・・謝りに行くとなんとレース中に事故を起こしたのはその相棒が過去にレース中に事故ったトラウマのせいで最高速でドライビングすると体が硬直してしまうようになってしまったからだと言われる。
すっかり仲直りした二人。
するとその相棒が自分でプロのレーシングチームを作ったのでそのドライバーにならないか?とオファーしてくる。(なんとその相棒は自分でレーシングチームが作れるほどの富豪だったのです)
そしてチームを組んでレース出場を目指して頑張る展開になるのですが、いきなり大きな大会に出る予定だったらしく。今度はチームとしての実績が足りない。みたいな話になる。ならば大手のチームと提携すればいいじゃないか。という話になり大手チームに提携の話を持ちかけに行くと、そのチームのオーナーと主人公が過去に何らかの因縁があったことが明かされる(その因縁は語られません。このあたりも脚本弱いよ)
じゃあ提携無理なんだねーと思っているとなぜか提携OK。
そのぽっと出オーナーも一緒になって大きな大会出場を目指して車作りなどを頑張っていく。
そして大会当日。ここでクライマックスを迎えます。
いや~ほんとここに書いてても改めて思いますが脚本が弱い!弱すぎますよ!
最後の大会もめちゃくちゃご都合主義だし。
でも私もイニDファン。湾岸ミッドナイトファン。
レースシーンはそれなりに楽しかったです。
ちなみにイニDや湾岸ミッドナイトのようなドライビングテクニック云々改造に関するメカニック云々の話はレーシングストーリーにも関わらずほとんど出てこないです。残念です。

まあ暑い夏の夜に冷たいコーラ片手に無心になってレーシングシーンを楽しむならアリ?かなあ・・・という感じ。

レーシングシーンはそこそこ迫力あったのにとにかく脚本が残念。もったいないです。
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