桔梗F

ドラゴン危機一発'97の桔梗Fのレビュー・感想・評価

ドラゴン危機一発'97(1997年製作の映画)
4.6
監督 ドニー・イェン
制作 ドニー・イェン
脚本 ドニー・イェン
武術指導 ドニー・イェン
主演 ドニー・イェン

荒れ果てた村に、一人の男がやって来た。記憶をなくしたドラゴンは、かつての恋人リーの看護で、自分が盗賊集団の首領ビッグ・ウルフと戦っていたことを思い出す。
そして村に、そのビッグ・ウルフたちがやって来る…

簡単に言いますと、ドニーイェンのドニーイェンによるドニーイェンのための映画です( ゜ρ゜ )
「ドラゴン危機一発」を名のってますが、ブルース・リー版のリメイクでも続編でもなんでもありません(苦笑)

ストーリー自体は、記憶を失った男が悪の盗賊団と戦い、そこにラブロマンスや因縁が混ざるというオーソドックスなもの。

では、特筆すべきなのは、なにか?
それは、世界最速?アクション(゜ロ゜;
アクションや殺陣が速いなんてものじゃない…
まあ、早回しも。

世界には高速本格派アクション映画に『マッハ!!!!…』『ザ・レイド』などありますが、それらの上を(^-^;

よく「ドラゴンボール」のアニメなどで「戦いが速すぎて見えない!」というシーンがよくありますが、それの実写版の感覚(笑)
ドカ!バキ!など音だけついてくる…

アクションスピードでは世界最速レベルの殺陣映画ツイ・ハーク監督の『ブレード/刃』を凌駕する(*_*)

特筆点2ですが、無駄にスプラッター度が高い!
映画開始1分で首が吹っ飛びます(笑)

基本的に、敵も味方も、斧や刀、ノコギリ、鉈、竹槍など持っており、武器戦がメインとなるため、飛ぶ血しぶきに次ぐ血しぶき!!
舞い飛ぶ首(苦笑)
大量殺戮映画の様相も(´д`|||)恐るべし香港!

普通、敵に拉致されたヒロインは主人公がからくも助け…というのがセオリーですが、香港にそんなセオリーはありません(苦笑)
悲惨なことになります(;_;)

映画自体は香港でも制作費の数分の1しか回収できずコケ、日本でもあまり話題にはなりませんでした。※タイトルが悪いかと

しかし、色々な意味で凄い映画のため、日本ではカルト化(*_*)
DVDもVHSも廃盤プレミア価格で、たいへん手が出しにくい状況になっております…
※その後Blu-ray発売で値下がり(*´∀`)もちろん購入!

シナリオ自体はたいしたことありませんが、ハリウッドでは絶対マネの出来ない、ガチ超高速アクションが堪能できます(^^)/
キックやパンチ、殺陣がありえないスピードで♪アドレナリン全開です(*^^*)

ちゃっかりドニー・イェンの日本語吹き替え担当は大塚芳忠さんなんだよね(^^)
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