ゆき

黄金時代のゆきのレビュー・感想・評価

黄金時代(2014年製作の映画)
3.7
都是自由的

あるがまま、成すがまま生きようとした女性の人生を見た。
生を全うしてから多くの人が存在を認めるという不遇と美しいだけでは成り立たない人生の不条理さが詰まってた。
戦争と時代の変化と言う歴史に埋もれた女流作家。
恋に落ちるにも素直で、記憶を紡ぐ才能と文才があったことが救い。
多くの人が彼女に魅了され、彼女を魅了していく。周りから語られるスタイルの展開が印象的。
タン・ウェイ目的で見始めたけど、ホアン・シュアンがいいとこどりしててあっぱれだった。
今度は中国語字幕で見ながら時間の揺らぎを味わいたい。

×××
暴力的な父に反発したシャオ・ホンは恋を経験し、やがて文才を認められるようになる。作家シャオ・ジュンと惹かれ合うも、日中戦争の戦火は二人を引き離し不遇にも最期のときは迫っていた。
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