『フィリップ、きみを愛してる！』（2009）と同じ監督・脚本コンビじゃないかー！と知って嬉々。詐欺師物が好みでスコア高め。
スタイリッシュな映像で魅せる詐欺と恋の物語。ネオンカラーな色味で、一周回ってお洒落。なんとなく夜のわたせせいぞう感もある。
稀代の詐欺師の血を引く父に育てられたニッキー。立派に育って一大詐欺グループのボスを務めているが、ひょんなことから美人のスリ師・ジェスと知り合う。そこから始まる騙し合いと恋の駆け引きの物語。
どんでん返しを期待して鑑賞したものの、そっちは荒唐無稽で全体的に甘め。ガチの知能戦を見たいときには厳しい。一方でウィル・スミスとマーゴット・ロビーの相性が非常に好みで、恋愛物として見るならおすすめしたい作品という感想。
甘い関係の作品が好きな人、『コンフィデンスマン』が好きな人なら見てもいいかも。華やかでリズミカル、ロジックではなくノリで見られれば楽しい。
下ネタが平気な人なら、ニッキーの相棒役のファーハドもよかったよねと言ってくれるはず。
□メモ
2015年公開の、グレン・フィカーラ、ジョン・レクア監督・脚本作品。原作なし。
