Tai

アベンジャーズ/インフィニティ・ウォーのTaiのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

絶望ゲームオーバー‼︎‼︎

本当にヒーロー作品なのか⁉︎
頭からつま先までが絶望しかありません!最早、目を丸くしてスクリーンを見ることしかできず、もう少し気が弱かったら過呼吸になる程でした(笑
それくらいに「正義は勝つ」を崩壊させた作品です。

アベンジャーズ最大の宿敵・サノスがいよいよ出陣となった今作。
シリーズ開始時に友人からサノスについての話を聞いた時に「マリオでいうクッパでしょ?」という私に「全ッッ然ちがう‼︎」とキレながらツッコミを入れられたのを思い出しました。
本当に全ッッ然ちがいました。その節は申し訳ありませんでした!

これでもかと増え続けたアベンジャーズ、それぞれに見せ場を作るというのはシナリオ的には至難の業だと思いますが、毎回ちゃんと物語に組み込んでいるのが素晴らしいですね。
負けても立ち上がり、更なる強さを手に悪に立ち向かうヒーローさえも呑み込むサノス。いや、サノス様。
もう、どっちが主役なのかわからない‼︎
ラストのサノス様の満足そうな笑みには思わずゾッと鳥肌が総立ちでした。
増えすぎた人口によるエネルギーの枯渇という問題を排除すべく、人口を半分にする(半分は皆殺し)というサノス様の目的とその人格が、彼を悪役なんだけどもどこか憎みきれないキャラクターにしていて、それが尚「勝つことができない相手」という演出になっていたと思います。

先日のハリルホジッチ前日本代表監督の会見で話していた「私の考えつく限り最悪の悪夢だとしても、こんなことを想像したことはなかった」という言葉がピッタリの内容ですね。
こうすれば勝てた、あの時ああすればというタラレバを上げれば確かに勝てたのかもしれませんが、それは数ある他作品の悪役達にとっても同じこと。
とにかく今は絶望すぎても人は興奮するのだという自分の中の新事実に驚愕しているところです。
唯一の望みはドクター・ストレンジが約1400万通りの未来で見た光に向かっていると信じる事。
でもここまで来たら勝てる未来が想像出来ない‼︎
果たして巨大に広げた大風呂敷を納得のいく形で決着をつけることが出来るのでしょうか⁉︎

「次回作が楽しみ!」ではなく「次回作早く‼︎」
Tai

Tai