まさやん

ブラックパンサーのまさやんのレビュー・感想・評価

ブラックパンサー(2018年製作の映画)
3.6
希少鉱石「ヴィヴラニウム」の力によって、秘密裏に科学技術を進化させ、異常なまでの発展を遂げる架空のアフリカ黒人国家ワカンダ王国。

彼らは、世界にはその鉱石の存在をひた隠し、貧困農業国を装うことで自国の平和を守り続けていた。

しかし、他国に干渉されない平和国家であっても、その内部には複雑な問題を抱えているのである。

今なお世界で差別され続けている黒人の同胞たちを救うために、ヴィヴラニウムの国外使用を企む新勢力と

あくまでも国内の平和と利益を優先し、鎖国体制を断固維持する守旧派の現役国王陣営。


その正義と正義のぶつかり合いに端を発するワカンダ王国の王座をめぐる争いの物語。

徹底的にアフリカナイズドされた架空の街のデザインと、ヴィヴラニウムによって高度化された未来都市の融合は、アドレナリンの放出を止めることなく楽しませてくれました。


反差別的な政治的メッセージが強すぎはしないかと思う部分や、美しい自然にCG使い過ぎててあまり感動できない部分など、綻びは多少ありましたが、MCUの中でも異色の正統派(?)な作品でした。

いっそのこと、この作品だけは他のMCUとは完全に切り分けて脚本作られた方が良かったんじゃないかな〜とも思ったけど、それじゃMCUの意味が無いか。。。


にしても、ワカンダ王国の女性陣、強過ぎます!!w
まさやん

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