カナヘビ

ブラックパンサーのカナヘビのネタバレレビュー・内容・結末

ブラックパンサー(2018年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

架空の都市ワカンダの王兼ヒーローブラックパンサーのお話。
まずマーベルファンにとって衝撃なのは全身ヴィヴラニウム製のスーツ。キャプテンアメリカの盾の素材である希少金属で有名ですが、それをふんだんに使ったスーツや武器の数々はそれだけで僕らを熱い気持ちにさせてくれます。

また作中に出てくるアフリカ文化をリスペクトした衣装や音楽はとても華やかで多くの層を引き込んだことでしょう。今までアフリカについて知らないかった人達が興味を持ってくれる導入となったのではないでしょうか。この作品は監督から俳優までほとんどを黒人で構成されており、そのことも文化をリスペクトした作品を作ることの助けになったと思います。

ここからはネタバレになるのですが、この作品の悪役がまた魅力的なんですよね。復讐のために動いているとはいえ本人にはブレない信条があり、彼もまた別の方向から黒人の社会的地位の向上を目指した一人です。最後のシーンでは彼の愛や想いを感じ取れるシーンもあり多くを語らぬも考えさせられる人物でした。

最後にチャドウィック・ポーズマンさんのニュースを受けて
読んだときはとてもショックで、もうこのブラックパンサーを見ることができないのかと悲しい気持ちになりました。続編も決まっており、非常に楽しみにしていた一本なので辛いです。
このレビューを書かせてもらうきっかけだったのですが、作品自体とても面白く多くの人に見てもらいたいという気持ちがあるので僕の作品への愛もしっかりと綴らせてもらいました。
Rest In Peace.
カナヘビ

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