素晴らしいフィナーレでした。観終わってあまりの喪失感…
ヒーローものへの苦手意識から避けてきたMCU。フィルマのおかげで遅ればせながら観れたことに心から感謝です。アライグマが観たいというだけだったのに、ここまでハマるとは！
こんなに丹精込めて作った作品をこんな駆け足で観てしまったことに後ろめたさと後悔でいっぱいです。リアルタイムで観てきた方々は11年掛けて観たんですもんね。映画史に残る壮大なシリーズだったと思います。
印象に残ったシーンがたくさんあり、それは今まで観てきた21本の積み重ねによるもので、どれもこれもが愛すべきシーンだった。魅力あるキャラクターを作り、こんなにたくさんのヒーローすべてを輝かせる、製作者とキャストたちの手腕と努力に拍手を送りたい。
ソーの体型の変貌っぷり、メガネがお茶目なハルク、頼れる女性軍団、ソーと母の再会、トニーと父との再会、トニーとピーターのハグ…そしてトニー、ナターシャ、キャプテン…みんな真のヒーローでした。全員がハッピーで終わらないところも今作の素晴らしいところ。キャプテンの最後の人間らしさに涙です。
アベンジャーズは、人間のエゴにより自然破壊が進む地球人へのテーゼだと思います。だからサノスが農業をしていたことにも頷けたし、心からは恨めないヴィランなのも良かった。思い返せば、現代の地球を舞台に武器商人の物語から始まり、彼の苦悩が描かれていたことも意味深かったんだなぁと。
原作者スタン・リーは今作のカメオ出演を最後に亡くなってしまったのですね。毎回楽しみなキャラでした。
エンドロールにいつもの映像がなく、本当に終わったんだとぽっかり心に穴が空いてしまった。でも、まだ大好きなガーディアンズも残っているので最後まで楽しみます。いつかまた最初から観直したい。
