ジョン

アベンジャーズ/エンドゲームのジョンのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

まず一言、「傑作」。これに尽きます。

これまでのMCUの総決算として、そしてスティーブ・ロジャース、トニー・スタークの物語の終わりとして、これほど相応しい物語は無いでしょう。

序盤でサノスを殺した際は「えっ今回のラスボスサノスちゃうの?」と大混乱。
そして息つく間もなく「 5 年 後 」。強引と言えば強引な展開ではありますが、あまりの唐突さに少し笑えてくるほどです。
そしてシリアスとユーモアを織り交ぜつつ進んでいく「タイム泥棒」作戦。これが実に往年のアメコミチックで、「(いろんな意味で)現代実写映画でここまでできるのか!」と素直に感心。
そして迎える最終決戦、遂に迎えた「アッセンブル」がもう最高にアツい! ヒーローものの醍醐味たるカッコいいバトルを存分に堪能できます。

打って変わって、しんみりと、粛々と進むエピローグ。繰り返しにはなりますが、トニーとスティーブが積み重ねてきた物語の終焉として、これ以上ない終わりを迎えたと思います。
なおかつ「彼らの意思を継ぐ次代のヒーロー達はどうなっていくのか?」を期待させる意味でも、やはりこのエンディングは必要だったと言えます。

……とまあ、色々と語りはしましたが、極端な話、3時間という長さを感じさせないというだけでこの映画が如何に面白いかは分かるものです。
強いて言えば「『アントマン&ワスプ』では量子世界でも普通に歳をとっていたのに本作ではスコットが歳をとっていない」という根幹にまつわるツッコミどころはあるのですが、まあアメコミだし……と割り切りましょう(もし既に公式でこの矛盾が説明されてたらすみません)。

とにかく、傑作です。劇場で観られてよかった。
ジョン

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