クロミ

殺されたミンジュのクロミのネタバレレビュー・内容・結末

殺されたミンジュ(2014年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

チョ・ドンイン目当てで見ました。
絶対嫌な役だし陰鬱だしで、見るのためらってたけどちゃんと可愛かった。見てよかった!

自動車整備工であることを隠そうとするのがまず可愛い。
這いつくばって仕事してると言いながら分不相応なプライド持ってるところが好き。

本業では社長にパワハラされて彼女にも手を出され、毅然としてればいいのにぶつぶつ文句言うだけで情けなくて可愛かった。
店の備品勝手に売って海外ブランド品の偽物つかまされるシーン最高だった、ありがとう。社長の暴力を怖がりはするけど全然謝らないの好きすぎたよ。

全部可愛いんだけど一人だけフェイクファー付きのフード被ってるところが一番刺さったかも。ふわふわ似合うね。この役ありきでカイロスやアダマスがあると思うと感慨深い。


お話としては、題名が「殺されたミンジュ」なのに殺された理由がわからないし、復讐合戦で刺激し合って元気になるとか意味のわからない結論だし、DV男に犯される女性のシーンが長いし、あまり良いとは言えません。

あれだけお偉い人たちが国家のためだと口を揃えて言うところを見ると、ミンジュとその父は政治犯なの?
共産圏のスパイとかだったのかな。
そこは重要じゃなくて、復讐し合うことでしか生きられないほどどん底まで突き落とされた人たちの群像劇が主体なんだろうけど、だったら「なぜ殺した」と問い詰めるやりとりは効果的じゃないわよね。

1人8役の人は意外と気にならなかった。どのドラマや映画でもどうせ似たような顔をよく見るし、そんなもんかな?と。
とりあえず私はあの顔=パワハラ社長として覚えました。
推しが可愛かったので見れて満足!
クロミ

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