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プリデスティネーションのayutakaのレビュー・感想・評価

プリデスティネーション(2014年製作の映画)
5.0
映画『プリデスティネーション』
~あいつがオレで、オレがあいつで~

凄い映画。
今んとこ、一番かな。

何が凄いかって、
主役のイーサン・ホークが
オレと誕生日が一緒。
…………………

タイムトリップもの、
潜水艦ものは、
概して傑作が多い。
潜水艦ものは、狭く限られた状況下で
物語を作らなければならないため、
無駄がない。
『Uボート』『クリムゾン・タイド』とかは、とにかく狙われ、やり返すか否かを逃げ場なき海中で争われる…。
タイムトリップものは、
伝えたいことがはっきりしなければ
ならないからだ。
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』
シリーズは、未来を(思うように)正したいがために時間を往来する。その目的がはっきりしてるから、
観ている側も迷わない。
それらの要素をあわせてみるならば……?!

本作は、
・時空を行き来する?爆弾魔がいる

・時空を行き来でき、犯罪者を捕らえることができる組織、主人公がいる。

情報は、取り敢えずこれだけ。
序盤はSFアクションで始まるが、
程なく、アンビリーバボな人間模様がしばらく描かれる。…
…なんだこれ?(笑)…
と思うやいなや、
一気に核心へと畳み掛ける。

凄く練られている。
セリフにもヒントがあり、
記憶力と想像力を
できるだけ使ってほしい。

こんな作品は、久し振り。

ラストシーンでの
イーサン・ホークの表情に
この作品の
全てが表れているかな。

映画ファン必見、と思いますよ。
※陳腐なサイコホラーではありません。



※公開当時、Facebookにて掲載済み
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