Masato

プリデスティネーションのMasatoのレビュー・感想・評価

プリデスティネーション(2014年製作の映画)
4.6
タイムワープ系SFの良作

本作は原作小説「輪廻の蛇」を基とするSF映画。
LOOPERみたいな映画だと思って見に行きました。
大方そんな感じでしたが、これまたSFタイムワープ映画の良さが滲み出まくっていて面白かった。

この映画は「輪廻の蛇」
本当にこれです。

ある"人物"の人生。この映画の軸となる部分ですが、ここをしっかりと見ること。
前半の人生が語りは普通ですが(退屈の方もいるかも)、あまりの作りこみっぷりに圧巻。
ここも、ここも、ここも!?って感じで、このストーリー、いかに細かく、ハイクオリティに作り込まれているかを実感できます。

前半凡作かと思いきや、後半になって展開展開展開展開。
ストーリーが徐々に理解できる時のあの嬉しさと楽しさがバンバン襲ってきます。

ただ、やはりこの手の映画、時代がややこしくなりますので、ちゃんと頭の整理をしておかないと、こんがらがります。

スピリエッグ監督兄弟は、以前デイブレイカーという映画をつくってます。吸血鬼と聞いて見送って、この映画不安だったけど、この映画すごく良かった。
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