いま日本では新興宗教が突然スポットライトを浴びていますが、こちらはオールド宗教、ローマカソリック教会の話。
そういえば神父、というか教会による児童への性的虐待のニュースは90年代以降チラホラ見ている。それが一部の変態神父の所業ではなく、教会システム全体の問題であるとボストン・グローブが切り込んでいく。
正直、日本で天皇制とか神社仏閣の総本山の不正を暴くようなものなわけだから、キリスト教を知らない私がほほーん、と見たけど、取材も記事化する際のプレッシャー、ストレスも現場はすごかったろう。
そこにあるのは、何かおかしいことが起きてると知りながら、見て見ぬふりをしてきた自分の過去への贖罪。これ以上、ないことにはできないという、ジャーナリスト魂の原点があった。
昨日見たペンタゴンペーパー、アルパチーノのインサイダーもそうだが、アメリカのメディアはかっこいいさ。悪が巨悪すぎるから戦いがいもあるさ。でも多分、日本にも大なり小なり水面化の悪はあるんだよね。ジャーナリストの人たち、頑張ってほしい。
