神様に対して“NO”といえますか?
強大な権力にたいするマスコミの真価。
正直見る前までは作品賞と脚本賞これか…、と舐めていた。
しかし“報道”というものの正しいあり方や価値というテーマにおいては誠実すぎるほどのアプローチだった。
とんでもない世界的な大スキャンダルの裏でスポットライトのメンバーたちのとてつもない障壁や葛藤が描かれており、地味な映画でありながら全く飽きることなく楽しめた。
とくに演技やセリフの端々からくる情熱。
なんとしても報道しなければならない、と奮闘する主人公たちに「マスコミって本来こうあるべきだな」と思ってしまった。
普通に面白い映画だった、舐めてた自分を殴りたい。