あーてぃちょーく

ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅のあーてぃちょーくのレビュー・感想・評価

4.0
素晴らしいCGですね。『ハリーポッター』シリーズでワーナー・ブラザースが培ってきたノウハウが詰め込まれているのでしょう。1920年代という古いニューヨークを舞台に美しい魔法や魔法動物が描かれています。

JKローリング自身が脚本を執筆したということでその発想の豊かさや整合性に疑問のつけようもない。もう少し人物の掘り下げができたらと思うが(なぜティナの妹クイニーがジェイコブに惚れたのか?等)、尺を考えるとこんなものだろうか。

魔法動物を扱うニュートをエディ・レッドメインは引き込まれる魅力がある。動物学者の歩き方を真似したようで、役の作りこみようがすごい。

全部CGを相手にしているのにそこにいるかのように演技できているのはデヴィッド・イェーツ監督の演出が行き届いているからだろう。彼は『不死鳥の騎士団』からずっとシリーズの監督を務めておりプロデューサー陣から信頼されていることが分かる。