MariaElena

ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅のMariaElenaのレビュー・感想・評価

3.8
ファンタビ完全初見!観てよかった!

【今までファンタビを観なかった理由】
①大人気シリーズのスピンオフという謳い文句に今まで騙され続けてきたから。いざ本編を観てみると、本家とはかけ離れた世界観で別物の映画やったというオチはもうコリゴリやった。でも、

再生数分ですぐにハリポタと同じ世界観やと分かった🙌先にちゃんと調べればよかったんやけど、脚本がちゃんとJ・K・ローリングさんで、監督もデヴィッド・イェーツさんやったからかな😂(まじで先調べとけよ)

②当時TVで流れた短い予告編(TVスポット)で、魔法動物がこちらに向かって飛んでくる映像の「CGドヤ!」感が好きになれず、全編CGドヤ!なんだったら嫌やなと勘違いしてしまった。

今のCG技術をドヤってる(CGを多様し過ぎている)感じは本編では感じなかった。まあ若干、3Dメガネ(懐かしいなおい)してたら飛び出して見えとんやろな?みたいな効果はあったけど、気にはならなかった。あの無駄なTVスポットは何やったんや。日本の広報はすぐに余計なことをする。

③ヒロインのティナ役があまりにもパッとしないのが引っ掛かってた。可愛い可愛くないの好みの話ではなく、とにかく華がなく、『エイリアン:コヴェナント』のときにも誰やこのパッとしないヒロインは!と思った。沢山映画を観ているとこういうまたお前か的なの繰り返されるよね😂

でもまあ、本編観てたら美人どころのクイニーも出てくるし、ティナが容姿端麗じゃないといけない設定はどこにもないから、別にいっかと思えた。

④私の動物愛が強すぎて、人よりも動物の描写にセンシティブになりすぎるため、魔法動物がテーマのファンタビを見れるのか少し怖かった。

動物が虐待されるシーンは全くなかった!
ヒヤヒヤする場面はちらほらあったけど、それは完全に私の想像の中で怖がってただけ😭(ニュートのスーツケースがグレイブスの手に渡った瞬間、動物虐待のシーンが待っていると身構えたり😂)

そんな感じで、懸念してた点は全て払拭してくれたんやけど、なんかスッキリせんのがJ・K・ローリングさんの独特の世界観よね。人間社会って色々あるよね、の色々のところを生々しく表現する😂

クリーデンスが虐待されるシーンが敢えてはしょられていて暴力描写も控えめなんやけど、誤解で死刑判決を受けるシーンとかは胸糞やったな。幻覚を見させてあたかも本人が死を選んだみたいに仕向けようとしてるのがほんまに無責任で気持ち悪い思考やなと思った。
あとは、ハッフルパフ出身が主人公になるとこうなるのか…というプチ絶望も感じた。←自分も公式の診断でハッフルパフと診断されるんやけど、なんていうか、100% 映画の主人公タイプじゃないんよね😂
相手の意見が正しい、正しくないに関係なく、相手の主張にのまれやすいというか、いくらニュートが真っ白な主張をしても、周りが黒い気持ちで尋問すると無理やり黒い決断を下されてしまう感じ。
グリフィンドールもスリザリンも、少人数だとしても意見を言うと自分色に変えられる強さがあるけど、ハッフルパフはわりと大人数いないと自分色にひっくり返していくことは難しいところあるやん?(伝わるかな…)
だからニュートに数人仲間がいたところで、マクーザやグレイブス(グリンデルバルド)の黒さに勝てずにオセロが全部真っ黒に返されていくイメージ。
「いや、おかしくね!?!?」って強く主張する者が、ハリポタシリーズではハリー本人やったりロン、ハーマイオニーやったけど、改めて彼らはグリフィンドールやったんやなって感じた。ニュートが「ちゃうやろ!!!」とは言わなさそうやもん(言わんやろ)。

クリーデンスの最期のシーンとかももう人間社会あるあるで笑ったよね。いっつも一番「今何が起こってるか」分かってない無能が、数の暴力で権力を振りかざす。

そんなこんなで、J・K・ローリングさんの話って面白いけど胸が苦しいシーンも多いから、ジェイコブというキャラクターには救われた😂もう顔見るだけで安心できるもん😂最後のシーンとか泣くかと思った💧またクイニーと会えるんかな?ニュートにとっても良い人間もいるって知るきっかけになったよね❣️
次作が楽しみである。魔法界の世界線でジョニデを見れるのも楽しみ🤣
MariaElena

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