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ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅のshunのレビュー・感想・評価

4.0
新作公開ということで予習。
これ観るの3回目くらいかもな…なぜだか観るたびに好印象になってく作品です。正直最初観た時はそんなおもしろいとは思わなかった。

そもそも対象年齢が上なのかストーリーは伏線も多く複雑だし扱う内容もなかなか暗い。
6年前に観た時は一回で理解できなかった部分もあったんですが、今回久しぶりに観てこれまでで一番楽しめたかもな。

まずは映像、視覚効果の美しさ。20年代アメリカという舞台と魔法のエフェクトのCGが合ってて行ってみたくなる世界観。
魔法動物たちのビジュアルも好きだしスーツケースの中の世界はワクワクが止まらない。

そしてこの映画初見時からコリン・ファレルが演じるグレイヴスが好きなんですが今回改めてその良さを再確認した。
特に終盤のMACUSAの闇祓いたちを批判するシーンは凄い。ただただ狂ったように力を求めるヴォルデモートとは違い彼なりの正義と理想が存在すること、そしてそれが偏った考え方だと分かっていても惹かれてしまうカリスマ性と魅力に溢れてる。
このコリン・ファレル様が超かっこいい。コートも髪型も好きだし冷酷な感じや戦闘シーンの迫力も凄い。
彼が演じるこのキャラはハリポタの魔法シリーズでも好きなキャラです。

あとは女性陣もいいよなあ。ティナはそんなヒロインっぽくないけど綺麗だしクイニーは色気が溢れてる…
2人がドレスに着替えるシーンが好きだ…

そしてエディ・レッドメイン、もうこれを見てしまったら彼以外のニュートは考えられない。

そういえば各国の代表が話し合ってる中にジェンマ・チャンがいたな。前観た時は気づかなかった。
超端役だし二作目にはいなかったよなあ。ぜひいつか魔法使ってるとこ見てみたい。

最近セイラムの魔女狩りを描いた「Salem」ってドラマを観ているんですがファンタビにも色々ここへの言及があったのが興味深い。”Mercy Lewis”ってセリフがあったけど相当有名な魔女だったんだなあと思った。

異質なものを迫害し排除しようとする人間たちの愚かさと恐ろしさを描いていて本家ハリポタシリーズよりもダークで重い。ハリポタは特に前半はまだみんな成長過程ですが今作は登場人物は大人ばかりで魔法使いとして既に完成された者達のハイレベルな戦いが見れるのが結構好きです。
このまま二作目も観てから映画館行こうと思います。
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