てつ

名探偵コナン 業火の向日葵のてつのレビュー・感想・評価

3.6
作品中で、コナン君自ら言ってたのではっきり分かったのですが、怪盗キッドは工藤新一君に姿や声がそっくりな別人なのですね。
そうなら、キッドを使った替え玉トリックなんかはやりたい放題かな、とも思いました。あまりやり過ぎると蘭姉ちゃんが可哀想かもしれません。

鈴木財閥の、絵画「ひまわり」のためだけの最新の美術館のシステム。すごいですね。
子どもたちにとっては新鮮に映ったのかな、と思います。
でも犯人が、内部のシステムに少し液体をかけるだけでたちまちダウンしてしまうのがなんとも残念で…。「ひまわり」が専用の脱出ポッドを通って勢揃いするのも冷静に見たらツッコミどころ満載でした(笑)。
お子様向けならまあ…って感じですね。
今回、犯行の動機がちょっと共感しにくかったのと、美術館を最強システム!とあれだけ煽っていたのにめちゃくちゃ崩壊するのがやり過ぎなように見えたので、ある種のお約束アクションアニメ映画として気軽に観ました。
やはり映画だと建物がボロボロに崩れなくてはいけないのでしょうか…困惑しました。
ミステリー部分については、程よく知的好奇心を刺激するのでよかったと思います。
キリストの話とか、裏切り者のユダとか、そういうテーマに絡めているのは大人の映画でもありそうなものですよね…。
まだまだコナン祭り、続くようです!
結果気楽に観ることができました。
てつ

てつ