このレビューはネタバレを含みます
劇場版(19)園子"実は財閥の娘"設定が最も活かされた回かも。大叔父の次郎吉が財閥の出自とは思えないくらいの成金ぷりで笑えます。どんだけゴッホの向日葵好きなんでしょうか…
学芸員たちの設定が微妙過ぎましたが…七人の侍とはとりあえず次郎吉じいちゃんすごい。
例によって新一に化ける怪盗キッド回。ちょっと変則で面白い。オープニングでさらっと工藤新一の正体を知るメンツに怪盗キッドのほか“その手下”と追加されていた。手下なんて言葉久しぶりに聞いたけれど寺井さんじゃないですか。
えーと、武者小路実篤の所蔵していたゴッホのひまわり(焼失)が実は燃えていなかったというお話なんだよね？怪盗キッドの変則登場に凝るんじゃなくて、そこはごそっと削って、オープニングの最初から武者小路実篤の娘さんの人情譚で通さないと…折角の素材がえらいアッサリと付け合わせの漬物なみの扱いになっているのでは。ゴッホのひまわりに人生を尽くし、果ては狂わせてしまった人がいるという物語なのに…
じゃあメインディッシュは何なんだと思ったら…犯人の動機がどーしようもないランキングトップ3に入る。武者小路実篤の話ふくらませてくれたらこの犯人要らないのでは…
