昨日の一本。
最初に言っておくと、面白かったよ?面白かったんだけどね?って感じか。すったもんだの末ジョニデルバルドからマッツデルバルドへと変貌していて誰だよコイツって最初はなるんだけど段々マッツの方がグリンデルバルドのイメージに合うなとなるところが素晴らしい。
ダンブルドアが前に出過ぎてガンダムシードデスティニーと化してしまったのが大変残念であった。キラどけよ、シン・アスカの話なんやぞとツッコミを入れざるをえなかった。全然魔法動物出てこないし、脚本執筆当時の大統領選挙を彷彿させる政治的メッセージが無茶苦茶強め。今回もローリングがファンタビの強みを薄めている。
MCUよろしくワーナーが手綱を取らないといけないのだと思うのだが主導権がローリングにあり過ぎて止められなくなっているような感じだ。アクションシーンは恐らくもう一人の方がやっておられるのだろうが、テンション全然違うよね?あとは二時間半に話を収める必要からか強引過ぎる編集カットが目立つ。相当編集に苦労したんだなとしみじみ。
何故かダンブルドアが監督するチームのケイパーモノになっているが、これは果たしてファンタビで、しかも三作目でやらなきゃだめなのか?それに麒麟の扱いが酷くない?もっと大事にしてよ動物の使い方。学園モノであったポッターとの違いを生かしてほしい。
なにより悔やむのは一番興奮したシーンがニセモノのカバンから出てくるスナッチとあのミュージック。これではハリポタファンが喜ぶ同窓会映画そのものになってしまっている。別にいいんだけどこれはファンタビとしての要素が薄く、ハリポタの前日譚、スピンオフとしてしか観られないのだ。前作まではアレと並び立つ新しい作品だと思ったのだが、難しいもんだ。
これまだあともう何本か作るんですか?大変だぞこりゃ、如何せん大分話が広げらんないでしょという。ファンタビ最大のピンチだ。まぁなんやかんや言ってもハリポタファンとしては見ずにはいられないだろうからまたチェックはするだろう。多分ホグワーツが見たいだけかもしれない。