いかえもん

ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密のいかえもんのレビュー・感想・評価

3.8
で、3作目。ほんとは5作で完結の予定が、ここで打ち切りになったらしく、うちの職場のハリポタファンの女子が倒れそうになってた。
まあ、私は前作ではこのシリーズもうやめたら?と思ったけど、5作で完結するように作ってるのに途中で興行成績悪いので打ち切りとかいうのはやだな。やめてほしい。

そして内容なんですけど、意外にも私はこの作品が3作の中では一番面白く観られた。何と言っても、ダンブルドア先生のかっこよさ!!!これに尽きる!前どこかのレビューにも書いたけど、私はそこまでジュード・ロウのこと特別視してなかったけど、この映画でも見事に彼にやられてしまった。渋みが増してめちゃくちゃ素敵でした。そして、それに対峙するグリンデルバルド。役者交代があってどんなもんかな~と思ってたけど、ここだけの話、最初からマッツでいった方がよかったかもしれんな…と思ったりもした。冒頭のカフェでのお茶のシーンで、向かい合う二人を見たときに、見た目年齢(実年齢ではなく)の近い感じと二人の雰囲気の近さがよいなぁと思ったし、マッツはさすがの安定感だった。なので最後の方の戦いのシーンもその裏にある二人の感情を思い描くことができて深みがあってよかったなと思う。

呪文学の先生の魔法が鮮やかで素敵だったのとジェイコブの存在の温かさもよかった。ニュートとお兄ちゃんの絆も深まって、キャラクターの描き方も細やかで思い入れも深くなった。

ただ、まあ映画全体として言うなら、あ、これ主役ニュートやったよね…というくらい、ダンブルドア先生とグリンデルバルドがニュートを食ってしまってて、脚本まずかったな…、いやシリーズタイトルまずかったかもな…と思った。もういっそのこと「オビ・ワン・ケノービ」みたいに「アルバス・ダンブルドア」とかにしちゃってたらよかったのか?

ちょっと惜しかったのは、前作ででてきたエズラくんを今作でドカーンと出すのかなと思ってて、まあそれなりに出てきてたけど、活かしきれてない感じがしてそこが惜しかった。この後4作目、5作目で…ってないやんかーっ!!!
・・・となるので、途中で打ち切りはやめて頂きたい。
というか、あのかっこいいダンブルドア先生をもうちょっと見たかったなー。