FukiIkeda

ヘイル、シーザー!のFukiIkedaのレビュー・感想・評価

ヘイル、シーザー!(2016年製作の映画)
3.5
むずっ!笑
笑ったけども、こりゃムズイ。
コーエン兄弟らしい笑いではあるけれど、まぁ難しい。
宗教に資本主義、共産主義者…。
くだらないことをイチイチ毎日神父にコンフェッションする信心深い主役の映画プロデューサー。
ギリシャ正教会主教、カソリック神父にプロテスタント牧師のユダヤ教ラバイに集まってもらい、イエスキリストの映画の脚本が万人に受け入れられるか確認するシーンはそれぞれの神に関する考えがぶつかり合ってくだらな面白い。
劇中映画での主役のジョージクルーニーはローマ軍長役で誘拐されるも、かなりのオトボケキャラ。
主役の映画プロデューサーがバカバカしい毎日の怒涛の中、自分の仕事や人生と向き合って人生の選択に迫られるのだけど、映画愛にグッとくる。
そう、お金だけ見てたらこんな事やってられっか!!って仕事いっぱいあるし、もっと楽できる仕事だってあるよね。
でも一緒にやってるチームへの責任感だったり、自分への約束だったり、困難を経ての達成感だったり、そういう所とは別の次元に価値を見出しているからできる事が沢山あって。
その価値を共有したり、評価できる人とじゃないと成り立たない。
難しいながらに、今の自分に強いメッセージを感じた。
FukiIkeda

FukiIkeda