心が叫びたがってるんだ。のyamakのネタバレレビュー・内容・結末

なかなか良かった。声を失った少女がみんなのおかげで声を取り戻す、というだけだと平凡だが、一筋縄でいかない感じで割と見入ってしまった。
しゃべる玉子が出てきたりして最初はいまいちついていけていなかったが、だんだん落ち着いてきてうまく行き始め、いよいよ明日が本番、と普通にハッピーエンドに向かいかけていたところで流れが変わったので意外だった。
坂上が自分のことを好きではない、と知ったので拗ねていなくなるというのはどうなのかと正直思ったが、あそこで思いのままを叫んべるようになったことで、「話せるようになったけれど本音は言えない女の子」ではなく、「ごく普通の女の子」に戻れたのだと思う。