このレビューはネタバレを含みます
12.20、NHKBSで放送されていたものを何となく視聴。ハッカーだかクラッカーだかを扱った作品。
正直だいぶ初手のほうでオチまで読めるし、登場人物全員バカとしか形容できないキャラクター造形なのを延々最後まで観ることになる。最初から、ドヤ!カッコいいやろ!スゴいやろ!!!みたいなのを観ることになる。それはそれでクセになるところはある。つまり最初から最後まで心が寒くなる感じでひたすら責められる。
幼少期から社会の中で透明であった主人公がイケてない人生の果てに自分をゴミのように捨てた社会が捨てたゴミを拾うことになるっていう最初のほうであるくだりは好き。やるせない。
あとはこの辺のネタについてもネット世界でももう誰も透明にはなれないだの、俺たちは透明だだのでこねくり回していた。微妙。
本編でも主人公グループに対してそう揶揄するくだりはあるけど、悪ふざけがすぎた中学生を延々観させられるような感じのシナリオであった。深みのないサスペンス?サスペンス???みたいな。小難しいところになるべき要素もなんかなあなあで、こうした感想がひたすら過る。