おしば

ピエロがお前を嘲笑うのおしばのレビュー・感想・評価

ピエロがお前を嘲笑う(2014年製作の映画)
4.6
どんでん返し系映画。
ファイトクラブやユージュアルサスペクツの二番煎じというコメントも多いが、この映画の1番面白みがあるところは、
結局詰まるところ真実は最後の数分のみでそれ以外は何が真実か全くわからないところ。

おそらく監督もそれを意図して作っているので、締めの言葉が「もうトリックは要らない」=今までトリックばっかりだったけど、みんなは何を見てきたのかな?という半ば視聴者を試すようなエンディングにしたのかなと。あくまで推測だが笑

結局最初から終盤までの尋問シーンはユーロポールに違和感を与えるためのトリックであって中身は何が真実かわからない、だから理論的に筋が通らないことがたくさんあるのかなと。

この筋が通らないことを視聴者が見たいところだけ見てトリックにハマり真実だと思ってしまう、そんなところまで含めてマインドファック映画なのかなと。

この仮説通りだとしたらシンプルに構成が素晴らしいなと思いました。(ほぼただの推測ですが笑)

上の通り日本名は映画にそぐわないので、原題のwho am Iのままがよかった。
おしば

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