そうか…
アレか…あの映画か…
天才的な頭脳で
ドイツの重要機関に入り込み
国際指名手配された男、ベンヤミン。
その彼が自首し、語り始めた。
こういうのはやっぱし前情報無い方がいい!
ということで、情報封鎖して鑑賞。
情報封鎖には成功しましたが
「あの映画」の存在を忘れていた…
まあ、もう見ちゃってたんだからしょうがない。
あまりにも似てるネタバラシに驚愕したけれど
なんとかその後、盛り返した(?)ので
それに免じて+0.5点。
最近は どんでん返し映画じゃなくて
マインドファックムービーって言うんだなァ。
マインドファックって言うから鬱映画かと思った。
何でも横文字にしないでね←
ストーリーは
自首した天才ハッカーの語りから始まる。
彼が誰なのか、そして彼は何をしたのか
ベンヤミンの供述というかたちで進んでいく。
「透明人間」だったベンヤミン。
しかしその天才的頭脳で仲間を見つけ、生き甲斐を見つける。
ハッカーの物語だけでなく
全体を通して Wallflower のような存在の青春
にもなっているんですねえ。
まあ、そこはよくある話。
ストーリー的にはあまり重要ではない…
ような気もするけど、後々意味を持ってくる。
ベンヤミンはハッカーとして
仲間と"CLAY"というハッカー集団を立ち上げる。
彼らはサイバー空間の大物"MRX"に認めてもらうべく
様々な機関にハッキングしていく。
CLAYは、すでにいた3人グループに
ベンヤミンがスカウトされたかたち。
ドイツ名は覚えられないので
童顔・ヒゲ・オッサン・デブとします。
この"CLAY"は邦題の元にもなっていて
Clawns Laughing At Youの略。
これは久々にセンスのある邦題でした。
原題「だぁ~れだ? - 安全なシステムなどないのヨ-」(意訳)
よりは確実にセンスあるよね。
MRXに認めてもらいたい一心で
ハッキングするCLAYですが
その目的は変わり…
ストーリー自体は非常にシンプル。
ハッキング専門用語も少ないので見やすい。
ただし、ラストのために様々な仕掛けが散りばめられているので
しっかりと見るように!
ラストを知ってから見ると
彼らの撒いた種に気づくかもしれない!
主演のトム・シリングは
「コーヒーをめぐる冒険」で主演をつとめた彼。
坊主にすると幼くなるなあ。
注目の若手。
ちょっと「あの映画」の主演に似てる(?)
他は全く知りません←
映像も何だかスタイリッシュ。
サイバー空間の擬人化はイイネ!
若干マトリックス感があったけどね!←
「あの映画」を見てない人は
きっと何倍も楽しめるのだろうか。
それとも、監督は、あれ見てる前提で見てほしいのか?
もしかしたら見てたほうが、騙されやすいのかも。