秋

ピエロがお前を嘲笑うの秋のレビュー・感想・評価

ピエロがお前を嘲笑う(2014年製作の映画)
4.0
ずっと見たいと思ってたけど見れていなかった作品。感想から言うと、すごいです、これ。


殺人事件への関与を疑われ国際指名手配されていた天才ハッカー・ベンヤミン。彼が警察に出頭し、自らのことを話し始めたことで物語は始まる。

スーパーヒーローに憧れていたが実際は透明人間の生活を送っていたこと、想いを寄せるマリのために得意のハッキングで試験問題を入手しようとしたこと、その後ひょんなことから出会ったマックスに導かれてシュテファン、パウルとともにハッカー集団CLAYを結成したこと、手当たり次第にハッキングを繰り返し、世間から認知されるもマックスはどこか満たされなかったこと…。そんな彼を見たベンヤミンは"ある場所"に狙いを定め、そこから全てが狂い始めたこと…。


と、ここまで書いたあらすじも、ラスト20分で嘘か本当か分からなくなる。もっと言えばラスト5分で全てをひっくり返される。言葉で伝えれば本当のネタバレに触れてしまうので、「とにかく見てくれ」、これに尽きる。


見終わった後に「ピエロがお前を嘲笑う」というタイトルの満足感もきっも伝わるはずだ。
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