1961年の革命により混迷を極めたキューバ。キューバから亡命した兵士で組織された部隊が政権転覆を目論み、ピッグス湾の上陸作戦を展開するも、これを支援していた米国CIAから情報が漏れたことにより失敗に終わる。この事件により作戦の指揮をとっていたエドワード・ウィルソンは窮地に立たされてしまう。そんな彼の元に1本のテープと写真が送られてくる。エドワードはこれが事件の原因を握る鍵と判断し、部下に解析を依頼するが…
マット・デイモンが大学生から50代ぐらいまでをひとりで演じている。特殊メイクをしているわけでもないので、息子役のエディ・レッドメインと並んでも全然親子に見えない。アンジェリーナ・ジョリーが妻役なんだけど、アンジーがやる意味ある?ってくらい地味な役。
エリート大学の秘密結社の新歓儀式みたいなのがあるんだけど、あれ本当にやってるんだったらバカすぎるだろ。マチズモの悪い所詰め合わせといった感じの映画。
1人の諜報員の人生にスポットを当てているんだろうけど、仕事・プライベート・人間関係など全方向に掘り下げが足りてない感が否めない。そういうのを求めるならジョン・ル・カレ原作の作品を見た方がいい。
けっこうボロクソ書いてるけど個人的には嫌いじゃない(主に吹き替えのおかげ)
あと、ラストシーンの手紙の燃やし方がとてもスマートで好き。部分的には悪くないけど全体的に見ると印象が薄い。