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世界の終わりのいずこねこのJINのレビュー・感想・評価

世界の終わりのいずこねこ(2014年製作の映画)
3.0
クラウドファンディングで作られた低予算近未来SF映画。
いずこねこが主演の映画ってどんなんだ?っていうその興味と、出演者に緑川百々子、小明、宍戸留美、姫乃たまといった人達が出てるのにもそそられた。
『ワンダフルワールドエンド』を観た直後だったので、また違う空気を発する蒼波純が不思議な感じだった。

正直に言うと観てる途中で何度も何度も眠りに落ちそうになってしまった…。
近未来SFも好きやし、設定自体はかなり面白いと思うのに、内容がなかなかこちらに入ってきてくれない。
本当はスケールが大きい話なのに、残念ながらそれが映像を通してこちらに伝わってこない。
低予算なのに頑張ってるっていうのはわかるけど、なかなか2035年のリアリティーを醸し出すのは難しかったようだ。
でも、これをアニメで表現したら一番しっくりくる気がする。

思ってた以上に主演の茉里の演技がよくて驚いた。
ただ『ワンダフルワールドエンド』直後に観てしまったので、あの配信シーンがモロカブりで、演出や台詞などスキルで負けてしまってるのが目立ったのは不運だった…。
それでもいずこねこの肝である、サクライケンタ氏の音楽の良さは改めて実感できた。
そして、西島大介氏の棒読み感が何だかとてもクセになる(笑)
チョイ役にもいろんなマイナーアイドルさん達が出演してるので、アイドルファンならそれだけでも楽しめるかもしれない。

この日、終演後にはトークショーがあって、たまたま東京にいたタイミングで映画館に入ってこれには得した気分だった。
竹内道宏監督、宍戸留美さん、いまおかしんじさんのお三方。
特に宍戸さんを見た時はおんぷちゃんやあ〜って感慨深いものが(笑)
時間が遅くなりすぎて最後まで居れなかったのが残念。
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