Kaji

パーフェクト・ゲームのKajiのレビュー・感想・評価

パーフェクト・ゲーム(2011年製作の映画)
3.8
ぬかっていた。久々にスポ根映画にグッときた。映画うまいな〜。

体を痛めていたり、摩擦があったりしながら闘志と気力で5時間交代なし15回を投げるスターピッチャーを真ん中に置きながら、チームメイトや記者がいてファンがいて。
勝敗の描写でなくドラマに注力してあったので胸熱だった。

しかも舞台は87年、釜山ロッテと光州ヘテの対決、地域対抗心を煽り、スポーツを政治利用しようとする政治権力者も登場する。
この両地は民主化運動が激しかった地域でもあり、明言しない下地にメッセージを感じた。

マドンソク氏が収入が少なくチーム内でも冷遇されてるキャッチャーで、家族にもワーワー言われてるアッパで、泣かすとこ持ってく。やっぱり彼は味のある演技をするからたまらない。
でやっぱチョジヌン氏、粗野でスターピッチャーの影にされてるけど彼のチームを引っ張る力が最後で発揮される。
ネイティブ釜山サトゥリがまんま地元のあんちゃん感があるんだけど、大柄で長い手足で回すバットがダイナミック。
トイレのシーンでお笑いも担当している。

友情出演にチェウォニョンとオジョンセが実況解説コンビだったり、記者の1人がキムヨンミンだったり、観客にパクソジュンやキムミンジェがいたりで楽しい
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