ヒラリー

ここに泉ありのヒラリーのレビュー・感想・評価

ここに泉あり(1955年製作の映画)
3.6
この前配信された独立プロダクション作品は全部鑑賞
高崎市民に美しい音楽を、という理念から交響楽団が結成されるも後ろ盾もなく財政は厳しい。
この片田舎で自分の技術レベルと生活の維持が難しい。
極めつけは有名交響楽団との合同演奏会で差を見せつけられるわ、結婚し子育てもあるわ…
生活苦から楽器を手放すもの、高崎を出て行く者も後を絶たず
楽団で紅一点のかの子のお産の後、めっきり出て来なくなったから亡くなったのかと思った。
それに加えて目の不調を訴えて…の下りから目くらになるのかと思いきや特に説明もなく以前と同様にピアノ弾いてるし…
応援の声もあるも、背に腹は代えられず解散が決定
最後の公演の和やかな雰囲気は最初の動物園みたいな演奏会とは全く違ってた。
ここの子供たちが田舎にいる限り二度と聴く事ないかもしれない交響曲、生演奏は感慨深いものがあった。
演奏シーンもしっかりめに聴かせてくれて良いんだけど内容がシンプルだからこれいるか?ってシーンが多くて長く感じた。
いい話ではあるんだけどなぁ…
音楽で食っていけるのは一握り、好きなことをを続けることの方が大変
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