しょうた

共犯のしょうたのレビュー・感想・評価

共犯(2013年製作の映画)
3.8
女子高生の変死体を発見した3人の男子学生が、彼女の死の真相を突き止めようとする姿を描く台湾発の青春ミステリードラマ。

みずみずしさ溢れる映像美にほろ苦いながら懐かしさを感じさせてきもちいいが実は結構重みを感じさせるサスペンス展開。
例えていうとミステリー作家の赤川次郎原作を岩井俊二が映画化したような作風…岩井俊二のオマージュ的な映像美、目新しさはないミステリー展開だけど、キャラ設定を各々丁寧に描いてるのでスッと物語が理解できながら共感してしまいスッと物語に引き込まれてしまう。
閉塞感ある学校を舞台にパソコン、スマホでSNS通して真相探るところや交流していくが、やがて孤独に追い込まれいていく描写はアート的で面白い。
90分と短いながら、うまくまとめて面白く仕上がってる。

ここに出てくる俳優達は演技初経験みたいだが、その初々しいさが映画に深みを与えてリアリティを与えてる。
この映画の女優陣はかわいい…全員タイプ…とくに変死体役のヤオ・アイニン。台湾では人気のモデルらしく本作がデビュー作。
大きな目と整った可愛らしい顔立ちに凛とした演技で際立つ存在。Chiyoさん好みだと思います。きっと気に入りますよ。

映像表現が多いアート色強めの好き嫌い分かれるミステリー映画。自分はこの映画は好き。是非、今暑い夏にみてほしいです。

余談ですけど昔、上海留学してた時になかなか中国語が覚えられず引きこもりになりそうな時期がありました。
そんなある日学校近くのコンビニ娘に恋しました。ちょうどヤオ・アイニンみたいに目が大きくショートカットでした。
この娘と会話したいと思い気がつけば中国語の単語がポンポン入りまして何とか会話する事に成功。
デートに誘おうと思いレジうちしてる時に周りを気にしてレシートの裏にデートしたいと書きました。彼女は嬉しそうにいいよ書いてくれて、何とかデートしました。
後に彼女は初デートはあなただけど好きにならないよと手厳しい言葉をいただきました 笑
暑い夏の甘酸っぱい思い出。この映画鑑賞後、ふと思い出してしまいました(笑)
しょうた

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