このレビューはネタバレを含みます
戦争映画は数多あるが、ポツダム宣言受諾による終戦に至るまでの政治舞台にスポットライトを当てた作品。
まず時の首相、鈴木貫太郎が77歳という高齢なのに驚いた。
現在も政治家や企業経営者でご高齢の方々が見えるが、そのあたり少し考えてしまう。
国民のことを考え、国のために動く、そしてその発言1つ1つに重みを感じさせられる昭和天皇を演じた本木雅弘が見事だった。
反対していた陸軍をはじめ、敗戦を受け入れるという屈辱の決断についてはとても感慨深い。
日本をより良くしないといけない、昔の方々の前に出ても恥ずかしくないような人間にならないといけないといったような身が引き締まる思いだった。
ただ、聞きなれない言葉だったり話すのが早かったりで理解しきれない部分があったのが残念。