FukiIkeda

シチズンフォー スノーデンの暴露のFukiIkedaのレビュー・感想・評価

4.2
やっと観れた。
凄い…そして怖い。

たぶん、え?何が怖いの?テロとかを予防できたり、犯罪者の早期発見に繋がるでしょ?何も悪い事してないしっていうのが、一般的な考え方だと思うんですよね…。

でも、スノーデンも別に悪い事をしているわけでもないし、むしろ真面目だったからこそで、反政府主義者であの仕事についたワケでもなく、ある日突然、頭に?マークが過っただけの事で…。
誰にでもあり得ることで、本来ならばそれに反抗しないことこそが、それこそ悪の凡庸さに繋がるというか、、、
歴史は繰り返す
というパターン。

以前、何かでスノーデンの日本への警告のインタビュー読んだけど、まさにこのドキュメンタリーのラストでも問われていた、かつて外国と共謀したスパイにのみ使われてきたが内部告発者に使われたことがないハズの「スパイ活動法」などの重罪3罪に問われてしまったスノーデンだけど、彼は国民の財産(プライバシーと自由→権利→命)を護るために自らの自由を犠牲にしたわけだけど、国家スパイとして扱われてしまったわけですよ…そんな事がまかり通るアメリカがデザインしたという特定秘密保護法もすんなり成立して施行されてしまい、テロ等準備罪の準備を着々と進める日本…。
そりゃ彼から見たら、大丈夫か!?正気か!?ってなりますよね…。
だって国や企業の不正をリークした内部告発であってスパイじゃないのにスパイ活動法の罪に問われたスノーデンですら、この罪に問われたらもうどんな憲法でも彼を護れなくなるって言って、多国籍の弁護士が集まって頭を抱えるようなことになってるのに、テロ等準備罪て、もう広範囲すぎて、本音と建前どころか本音丸見えの法案て、政府がちょっとでもコイツ邪魔ってなったら、「等」に入れられちゃうわけでしょ…?
たぶんこの発言すら、何かを助長させるとか言われかねない訳で。
怖すぎやしませんかね!?
FukiIkeda

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