ポルりん

ひそひそ星のポルりんのレビュー・感想・評価

ひそひそ星(2015年製作の映画)
2.1
幾度となく大きな災害に見舞われ、たびたび過ちを犯してきたせいで人類の数は激減。やがて宇宙は機械に支配され、人工知能を持つロボットの数が8割を占め、ほんの2割しかいない人間は絶滅種に認定される未来が舞台。
そして、アンドロイドが宇宙船で生活をし、人間に荷物を届ける話。

特に大きなドラマもなく、ゆっくりと静かに物語が進んでいく。

存命している日本人の映画監督の中で園子温監督は一番好きな監督であるが、本作は私には合わなかった。

宇宙船内の生活はただただ退屈、地上に降り立ってもただ被災地を徘徊している様にしか感じなかった。

だが何故だろうか…。
人間に出会った時は悲しい気持ちになってしまう。
特に人間しかいない星は、背景を見ているだけで悲しくなってしまう。
因みに妻は悲しみではなく、怖いと言っていた。

人によって感じ方がかなり違い、好き嫌いが分かれる作品だと思う。
ただ、好きな人にはもの凄く好きになってしまうのではないだろうか。
ポルりん

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