このレビューはネタバレを含みます
監督/ フォルカー・シュレンドルフ
⭐実話に基づいた戯曲を監督が
映画化した歴史ドラマ
出演 / ニエル・アレストリュプ
(コルティッツ将軍)
/ アンドレ・デュソリエ
(ノルドリンク/ スウェーデン総領事)
1944年8月25日
ヒトラーの命をうけたコルティッツ将軍は、パリ壊滅作戦を進めていた、
「なぜ、ヒトラーはパリを廃墟にするのか?」
総統は、パリが大好きで特にオペラ座の建物が好き、ベルリンをパリのようにするのが願いだった、しかし今ベルリンは廃墟だ、それなのにパリが変わらず輝いていたら耐えられんのだ・・と言うことらしいが(オマエハコドモカ👊❗)
そして映画は全編、コルティッツ将軍と、スウェーデン総領事でパリを愛するノルドリンクからの説得という会話劇が続く、
その争点は、将軍の忠誠心は?と、ノルドリンクの文化的な遺産への想い(パリ市民も沢山死ぬこと)でしたが、
なかでもヒトラーが交付した『ジッペンハフト法』は、コルティッツ将軍をターゲットにしたもので、パリを爆破しなければ、妻子が処刑される、(人質を取るのは忠誠心を信じていないから❗)
そしてもうひとつは、スウェーデンは中立国であるが、ノルドリンクの妻はユダヤ人(スウェーデンのユダヤ人も絶滅計画に入っていた❗)であったこと、
そして、ナチスの敗退と凋落のなかで『ヒトラーの火遊び』のような“パリ壊滅作戦”がいかにして回避されたのか、が知れて有り難かった、(💕)
シュレンドルフ監督に感謝します💗