ケニアで国際医療ボランティアをすることになった明るい航一郎は現実を目の当たりにして、という実話を基に作成された話です。
見た印象は普通の作品です。底抜けに明るく非の打ちどころのない医師が活躍するドキュメンタリーです。こういう人柄重要だなと思いました。
ただ、壁にぶち当たることもなく、能天気で現実的でない印象を受けてしまいました。全体的に棒読みだったからかも知れません。
また、本題がケニアでの苦労だったと思うのですが、それと五島や高校時代の話がどのようにリンクしているのかがよくわかりませんでした。航一郎の人柄へのつながりが不十分で、ラストに受けた印象も弱かったからでしょう。一方、航一郎の家庭の状況などがよくわからずじまいでした。
和歌子の背景が気になりました。そして、航一郎と結局くっつかないことも驚きました。貴子よりも和歌子のことをもっと描いてほしかったなと思いました。