このレビューはネタバレを含みます
徳江さんのあんへの愛情は、日本人ならではの感情のような気がして、物、食べ物に愛情をそそぐ様子が、なんだかとても温かくて、すごく穏やかなきもちになりました。
しかし、世間の目は冷たく、ハンセン病といううつることない病であっても過剰に反応し、ここまでの仕打ちをやってしまうなんて、昔と何も変わっていないじゃないかと憤りを覚えました。
最後のどら焼きいかがですか、に込められた思いは私にも伝わった気がします。なんとも言えないような、何かを乗り越えた先にある、晴れ晴れとしたような表情で、素敵だな〜と思いました。
とても面白かったです。感動しました。