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バケモノの子のriのネタバレレビュー・内容・結末

バケモノの子(2015年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

「天気の子」は一回見たからなーと思って、「バケモノの子」を。

成長譚は感動してしまうなー。
猿と豚のお坊さん(?)が、「あの小さかったきゅうたがなぁ」って言ってるシーンだけで感動。
熊徹との稽古シーンときゅうたの成長を重ねる画が、なんとも。

たろうひこ(?)が闇を持って人の世界で暴れている時、その余波が獣の世界にもあって、獣たちが「人間のことなのに」(獣たちも巻き込まれて迷惑みたいな意味のこと)と言ってるの、考えるものがあった。

「千と千尋の神隠し」、あとちゃんと見たことはないけど、「平成狸合戦ぽんぽこ」みたいな感じもあったなと感じた。

熊徹、転生したの悲しかったけど、いつまでもきゅうたと一緒に居続けてほしい。大切なことはいつも心にって、こういうことなのかなぁ。
心の剣。(刀?)

たろうひこが最初いい人そうだったんだけど、その優しさも、きゅうたを弱いものだと認識していたからってこと?
強さや、名声、そういうものに対する嫉妬というのかな?そういう気持ちって、やっぱり人間特有の感情なのか?
何にしても、人の心の弱さや小ささが描かれていて、それが人間らしくもあるけれど、本当に間違えちゃいけない感情だよなと思う。
誰でもそういう感情を持っているのが人間だけど、それを間違った方向に向かわせない、うまくコントロールできる、プラスに変えていけるのは、きゅうたと熊徹やその仲間、蓮と楓(や家族(?))みたいに、周りの力は大きいよなとも思った。

人との出会いや、縁、あと好きなもの、熱中できるもの(きゅうた、蓮で言えば、文字を読みたい、勉強したいと思ったことなど)に出会うことは、本当に大きいポイントとなる可能性を秘めているなと思った。
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