細田守監督作品は全くはまらず、それでも見てきたがいよいよオリジナル最後の作品
毎回、先入観は持たずにフラットな気持ちで見ようとは思っているけど、今回も例に漏れずハマりませんでした
とにかく脚本が甘すぎる
感動させようとしているのだろうけれど、全く感動できない仕掛けばかり
別にリアルでなくファンタジーでもいいのだけれど、どれだけフィクションでも“その作品内の現実感”はしっかり作らないとしらけてしまうばかりだと思うんだよね、そして細田守監督はここの詰めが甘すぎる
今までの作品もそうだったが、作り手に都合の良い展開ばかり
山ほどあるので一番気になったところを指摘するなら、一郎彦がなぜクジラになったのか?白鯨は九太と楓の間での話なのに、クジラのモチーフなどなかった一郎彦が鯨になるのは作りてのエゴしか感じられなかった
あと、熊徹があんまり魅力的な人物に見えなかった、というか作り上げられてなかった
なぜ猪王山と並びあげられてるのかも謎だった、物理的に強いだけでええんか?
細田守監督のオリジナル作品はとりあえずこれで現状全て見たかと思うが、ほんとうにこれらが評価されているのが謎
映画を年に一本二本しかみないなどという人ならまだしもそれなりに見てる人間からも批判が少ないというのは色んな意味でヤバくない?と思ってしまう