フッカー

バケモノの子のフッカーのレビュー・感想・評価

バケモノの子(2015年製作の映画)
3.5
楽しくは見れるんだけど......いまいちパッとしないなあ。
またしても親の話、今度は父親。

自分でいきる、強く生きるとは。
親を交通事故で亡くした蓮、彼は9歳ながらも独りで生きることを決め、渋谷でさまよっていた。
そんなところを"バケモノ"クマテツに拾われる。

渋谷の裏側にあるバケモノの世界
渋天街そこで肉体を使った闘いがある
総司?を決める二人の闘い、クマテツはその一方を担っていた。
天衣無縫な闘い方は好き。無茶苦茶で力任せ。だが強い。そういう粗っぽいキャラは好き。

蓮ことキュウタはクマテツの弟子になり闘い方を身につけていく。
修行といえない修行笑
足技を「見て学ぶ」「見て真似る」成りきって成長する、これは好き。
カンフーを学ぶ少年のようだよねヽ(´▽`)ノ
手取り足取り教わるだけでなく、自ら盗んで成長していく。そんな男の子の話は好きヽ(´▽`)ノ

クマテツの不器用な関わり方もいい∈(*´◇`*)∋

ただ大事な「心の中の剣」とか「強く生きること」とか「一人で生きること」「自分にとっての父」とは、といった部分が物語に挟まれているだけで、ずっしり伝わってこないなあ.....というのがとても残念(´・ω・`)
不器用な父親としてのクマテツは良いけど、キュウタの乗り越えを物語とともにサラッと進めるのではなく、じっくり内面を描いてほしかった。

台詞では言っているんだけどその過程をちゃんとみたい。"ヤミ"が物語終盤に関わるだけにこれは痛かったなあと。


まあでもひとつのアニメとしてはまあ楽しめたし、修行描写は好きだったなあ∈(*´◇`*)∋だからこの点数。正直残念だったけど、期待をしなければ軽く楽しめる、そんな作品と思う。